つかこうへい十三回忌にむけて
つかこうへいの命日にあたる7月10日、今年は十三回忌を迎える。 2010年演劇界の巨星が宇宙に旅立ってから既に12年の時が流れた。 最後の追悼公演となる今年「つかこうへいLonely 13 Blues」と銘打ち、ホームグラウンドである紀伊国屋ホールで「蒲田行進曲完結編銀ちゃんが逝く」と「初級革命講座 飛龍伝」の連続公演を上演することになった。 「蒲田行進曲完結編銀ちゃんが逝く」は、2020年にコロナ対策における緊急事態宣言の影響により上演中止となった。直後に朗読劇へと変更され、人間と人間が向かい合えない時代を乗り切った。
今年は、名作「蒲田行進曲」の完結編にして完全版の上演を目指す。 また「初級革命講座 飛龍伝」は、90年以降上演され続けている「飛龍伝」の原作にあたる。今回はその復刻上演とともにOB、OG等によるトークショーを重ね合わせて開催する。
つかこうへいの没後12年、果たして演劇は「未知なる敵」と戦い、生き抜くことができるのか?
『十三回忌追悼公演 つかこうへいLonely 13 Blues』
FC限定[ライブ/チケット]ページより特典付き先行予約受付スタート!
特典付き先行予約受付期間:5月30日(月)23:59まで
▶︎結果発表:6月3日(金)15:00~
※複数公演のお申し込みもできます。
※別途手数料が発生いたします。
※詳細はお申し込みの際にご確認ください。
※FC特典のお引き換えは当日劇場ロビーにて行います。
チケット一般発売:2022 年 6 月 25 日(土)
【蒲田行進曲完結編 銀ちゃんが逝く】
《あらすじ》
「新撰組」の撮影が進む東映京都撮影所。 初の主演映画に意気込むスター俳優銀ちゃんが、子分の大部屋俳優ヤスに 自分の恋人小 夏を押しつけることから物語は始まる。小夏は妊娠しているのだ......。 ヤスは銀ちゃんに見せ場を作り、小夏のお産の費用を稼ぐために、 危険な「階段落ち」 に挑戦する。 しかし、ヤスが命をかけて生まれた娘のルリ子は、不治の病に冒されていた。そして小夏 も、心の底からヤスを愛することはできなかった。 銀ちゃんは、自分の貧しく卑しい生まれの血のせいでルリ子が病気になってしまったので はないかと苦悩する......。 そして、新たな「新撰組」の撮影が始まる。 銀ちゃんは「俺の命と引き換えに娘の命を助けてくれないか」と祈る様な気持ちで一世一 代の「函館五稜郭の石階段落ち」に挑む。 果たして銀ちゃんの祈りは、娘の病に打ち勝てるのだろうか?
◆出演者
味方良介、 石田明(NON STYLE)、北野日奈子、細貝 圭、中本大賀(円神)、高橋龍輝 、佐久本宝、河本祐貴、久保田創
◆作
つかこうへい
◆演出
岡村俊一
◆公演
〈会場〉
東京都新宿区新宿3-17-7 紀伊國屋書店新宿本店4F
紀伊國屋ホール
〈公演日程〉
2022年7月8日(金)~7月18日(月祝)
〈料金〉
8,500 円(全席指定・税込) ※未就学児入場不可
【初級革命講座 飛龍伝】
《あらすじ》
激動の70年、機動隊のジュラルミンの盾を打ち破った伝説の石「飛龍」の投げ手、元全 学連の闘士・熊田留吉は、今は挫折し、国が作った挫折公団アパートに住んでいる。そし て、石売り娘をする嫁が拾ってくる石を磨く毎日である。 その熊田のもとに、今日もかつての敵、元機動隊の山崎監査員が訪れて来る。山崎は、熊 田が今も革命の志を捨てず、国家権力に対する憎しみを鬱積しているのではないかと、何 かにつけてカマをかけてみるのだが、熊田の生活ぶりからは革命どころか、挫折しざるを 得なかった人間としての悲壮感さえも感じられない。 「熊田、お前は優秀な活動家だった。忘れたとは言わさんぞ。佐世保での、波を包み込ま んばかりのシュプレヒコールを。もう見られないなんて、俺たちは思いたくないからね。 フロントの右端は、今でも、おまえのものなんだよ」 山崎の叫びにも、今の熊田には虚しく響くだけである。 熊田には、「飛龍」を継がせると決めた一人息子がいた。しかしその姿も、今はない。健 気に支えていこうとする嫁がいるだけである。 熊田が前線に復帰する日は、果たして来るのだろうか...。
◆出演者
高橋龍輝 、吉田智則、佐々木ありさ、久保田創
◆作
つかこうへい
◆演出
岡村俊一
◆公演
〈会場〉
東京都新宿区新宿3-17-7 紀伊國屋書店新宿本店4F
紀伊國屋ホール
〈公演日程〉
2022 年 7 月 22 日(金)~7 月 25 日(月)
〈料金〉
6,500 円(全席指定・税込) ※未就学児入場不可
◆お問合せ:Mitt 03-6265-3201(平日 12:00~17:00)
提携:紀伊國屋書店
制作:つかこうへい事務所
企画・製作:アール・ユー・ピー
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